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【私の人生の分岐点についての話】

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独立開業をして10年位たった30代後半

男になって生きる決断をする。

男になれるシステムが出来ているのにならない理由は無い。

しかし先立つ資金が無い。

貯金をするという考えが全く無かった私・・・。

性転換手術等のお金どうする?何事も先払いシステムであるので「何とかなるさ、200万位」と見切り発車状態の私。

ホルモン治療を始める前にまず始めた事、虫歯の治療。ナゼか、戸籍が変わる前にかよっている歯科院なので後々の事を考えこれを最後に治療をしてしまう。

と関係の無い事の様ですが、これが始動力になり、すっかり当たり前になって忘れていた積み立て貯金の様になっていた保険がありそれで無事にお金の心配も無くなり一年のホルモン治療をしてタイへ渡航。

帰国してから戸籍変更まで一ヶ月半。

私の中で人生がいっきに変わりました。

この頃から、やっと自分について考える事が増えました。

それまでは、なるべく自分を見ない、感じない様にしていました。鏡は見たくない、感情感じたくない辛いから。

何の為に今生きているのかわからないまま、とにかく自立して生きていく事だけを考えて生きていました。

そこに支障を来す状況に気づく。

仕事上では男である様にふるまっていたが、年とともに見た目と内容(経験値)があわなくなってきて他者に疑念を抱かせる事が増えてきた。

女が男のフリをしていると全体のパーツのつくりや肌の感じ(ヒゲが無い・声が高い等)が実年齢より若くみられます。

それこそ30代前半位まではなんとかスルーできる所ですが、まともに経験をつんでくると言動がおかしいと感じさせてしまいます。

これはマズイ、生きづらいと思い鏡に映る自分の顔をまじまじと見た時(30代後半)「ゲゲゲ!!母親の顔に似てきてるぅ!!」しばらく自分の顔もロクに見ずにいたら恐れていた事がおきていました・・・。

これはタダのおばさんになってきている。

今まで金を積まれてもホルモンはやらないとか言ってましたが本当に目の前に堪え難い事実に直面すると気持ちは一瞬で変わりました。

「ありえない・・・・。」こんな状態でいたなんて仕事を一生懸命やって手に職をつけて自立、独立して生計を立てれば大丈夫なんて思っていたら、ある程度目標に達してしまうと次の事柄にぶつかる様です。

本音では見た目が男らしくなったらどれ程良いかと願っていたのは知っていました。

それを達成するのに1年足らずで願いをかなえられました。タイの病院で同じアテンドの人が担当をしていたMTFの人が一緒に入院していました。

その方の年齢を聞いた時悟った事があります。

その人は64歳で手術を受けに来ていたのです。

はじめは、もうその年ならそこまでリスクをおかさなくても良いではないか・・・と思ったのですが、すぐ気づきました。

私も同じだと。

過去の時代では叶わなかった願いが目の前にあって現在は叶えられるのなら年をとっていて先が短かったとしても、逆に短いからこそ本当の自分でいたいと思うのだな。

いくつになったとしても自分が自分の思うままにしてあげるのが最善だし、必ずそうなる事なんだと確信しました。

本心に気づき、その願いにふれた時、その願いを叶えるのに時間はかかりません。

思いを遂げ様とした瞬間に達成できるものなのだと。

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この記事を書いた人

家族や過去の経験は私を形作る大きな部分ですが、50年以上のマイノリティなアイデンティティを通じて、自分自身と周りとの向き合い方を学んできました。「あなたの人生の答えを、自分で正解に。」この言葉は、生きづらさを感じるすべての人に送りたいメッセージです。魔法のようなワンステップロジカル思考術を通じて、私は自分の人生を根本から変える旅をしてきました。

この旅は、ただのスキルを超えたものです。自分自身が選んだ道で、出した答えを自身の正解に変えるための生き方です。これからも、マイノリティであることの力と、ライフデザインシンキングを提唱し、広げていきたいという想いを持っています。

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